現代日本経済論は経済理論をベースとしつつ，現実の経済問題をいかに的確に分析し解釈するかを論ずるもの。理論と応用のミックスを図りつつ，up-to-dateな経済上の重要問題に鋭く接近する。

●授業内容

１．現代経済をみる眼，理論と現実，学生から社会人へ
２．短期経済動向，2002年度の日本経済と政策課題，2003年度の展望
３．中期経済動向，バブルの形成と崩壊，超低成長経済，構造改革の必要性
４．為替・株式市場，円高（円安）と日本経済，株価下落のデフレ効果
５．財政政策，ケインズ経済学は死んだのか？　財政再建か景気回復か？
６．金融政策，有効性と限界，金融の自由化，日銀法の改正
７．土地政策，理論地価と現実の地価，地価の安定，流動化対策
８．経済構造改革
　　　＜１＞規制撤廃，高コスト体質の是正
　　　＜２＞持株会社の設立
　　　＜３＞日本版ビッグバン
　　　＜４＞行財政改革
９．米国経済動向，アジア経済動向
10．日米経済関係，貿易と投資，協調と摩擦，真の国際化推進